暗闇に煌めく月たち

わたしの心の動きを詰めた瓶。

너는 나의 덜

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※この記事では兵役の話をしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソクジンさんの入隊が発表され、The Astronautが発売になり、Coldplayブエノスアイレス公演でクリスマーティンと歌い、キラキラした幸せそうな笑顔でステージで羽ばたいていたソクジンさん。

TMAの個人賞を受賞した時、釜山公演のメント、最近のソクジンさんが紡ぐ言葉からも、大賞を受賞した時のナムさんが紡いだ言葉からも、もっと言えば、会食後の彼らから発せられる言葉の数々から、近い将来この日が来る事は分かっていたし、きっと、言葉以上にソクジンが醸し出す雰囲気やキラキラした表情から感じ取っていた気がする。

現に、わたしは釜山公演の7人の表情や歌い踊る姿を見て公演の3分の2以上の時間泣いてたしし、次にシングルを出すのは自分だと話すソクジンさんの姿を見て、声を出して大泣きしてた。

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兵役に行く、と発表になってからこの記事を書いている日まで、本当に時の流れは早くて、もう少しゆっくりソクジンさんとのしばしのお別れに向けて心の準備をさせてほしいのに、そんな時間はどうやら与えてもらえないみたい。

しばらくの間お別れだよ、寂しくなると思うけど元気でね、みんななら大丈夫だよ。離れていてもお互いに想い合っているでしょう?帰ってきたらまた新しい世界を一緒に始めよう、と言うかのような、甘い甘いラブソングをソクジンさんは置き土産に選んでくれた。

いつもの歌声よりも低く落ち着いた甘い声がメインで、最後にはI Love Youなんて歌ってくれちゃうんだから、私たちはソクジンさんに愛されすぎている。

こんなものを置いていかれたら、ソクジンさんがいない間どんな風に生活すればいいの?と言いたくなるくらい、甘くて暖かい。

きっと1年半の間、今までにソクジンさんがくれたものをかき集めて、抱きしめて、たまに泣いて、そんな風にわたしは毎日を過ごすのだろうと思う。

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ソクジンさんのズルいところは、砂糖菓子みたいに甘い音楽を置いて行くだけじゃなくて、この曲を大切に、力強く、楽しそうに、愛おしそうに、大好きな人と歌う姿まで置いて行ってしまおうとしてるところだし、曲の発売日には今まで話せなかったけど、と「実は辛かったんだよ」なんていつもは言わないような事を教えてくれちゃうところ。

普段は弟たちとふざけて、誰よりもはしゃいで、小学生みたいな顔で笑うくせに、大切な時にはできる限りの言葉を尽くして、優しい嘘さえつかない誠実さで、「大丈夫だよ。」って言ってくれちゃうの、本当にずるくて、素敵なところだと思う。やっぱりソクジンさんは圧倒的に大人なのだ。

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釜山公演でシングルを出すよと教えてくれて、発売日にははいしんでおしゃべりするよ、話したい事があるからね。と、"その日"が近いこともそっと教えてくれてたし、

2日後に兵役への入隊が発表されて、その翌日の00:00にシングルの最初のお知らせが出て、その日から毎日のようにおしゃべりに来てくれて。

weverseでおしゃべりするソクジンさんはいつも通り愉快なお兄さんだったし、ヨンジさんとのコンテンツなんて、私たちが大好きなソクジンさんだった。とってもおもしろかった。いっぱい笑って、ちょびっとだけ泣いた。

私が好きになった頃には、BTSは世界的スーパースターで、すぐに兵役の話にも辿り着くくらいの人たちで、いつか行くのだと想いながらも、こんなにも涙が出ることだとは思っていなかった。

でも、去年のお盆が落ちてくるタルバンで7人が愛おしくて笑いながら泣くこともあったし、facebookの長期コンテンツが出た時は、兵役の間も出せるようなものだな、とか、きっと頭のどこかにはずっとあったのだと思う。

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兵役に対する心苦しさが増えた大きな要因も一つあって、それは「兵役が存在する意味」を理解したから。

日本と韓国の過去、そして現在に至るまでの日本の行い、彼らが戦争のある国で生きている事実、マイクを握って、ステージから手を振って、ファンと握手をして、彼ら同士で抱きしめ合っていたその手で銃を握るという事、その意味。

これが分かった今、彼らが兵役に行くという事実があまりにも重苦しい。今の私にはこれを無くす力がないということも分かっているから。そして、この事実をずっと知らずに生きてこれた事実。

ただ、待っているよ。とか、悲しい寂しいとか、そんな無邪気な感情だけではいられない。1年半以上もの間、歌い踊ることも、ファンと触れ合うことも、音楽を生み出すことも、彼らの全てであるものを権力によって奪われるなんて、そんな酷いことが行われている事実。

20代の若者たちの1年半は、あまりにも長い時間だと思う。

Black swanの「舞踏家は二度死ぬ。最初の死は舞踏家が舞踏をやめるとき。そしてこの死こそが最も辛いもの」

今回は辞めるわけではないけれど、それでも、自分ではない誰かに、自身の意志とは反して時間を奪われるのだから、羽根をもがれるようなものじゃないのかな。

彼らが、兵役そのものに対してどう考えているかなんて、今は分からないし、一生知ることもないかもしれないけれど、どうか彼らの心身に傷が残らない事を願う。

そして、世界中で起きている戦争が1日でも早く終わりを迎え、時間や命や大切なものを奪われる人々がこれ以上生まれないように、できることからやっていきたい。

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ソクジンさんへ

ブエノスアイレスでの公演は楽しかったですか?幸せでしたか?

ステージに上がった時は、今まで見た中で一番の緊張した顔に見えたけれど、クリスマーティンの待つステージまで走って行くソクジンさんはとても幸せそうで、2人の間にある信頼と愛を見せてもらった気がしました。

Coldplayが演奏して、Coldplayのファンと、ソクジンさんのファンと、Coldplayが見守る中でステージの上で飛び跳ねて、歌って、くるくると回っていたソクジンさん。

音楽だけじゃなくて、言葉でも「愛してるよ」を置いて行ってくれてありがとう。

帰国したらすぐに準備をすると言っていたから、きっとそろそろ本格的に遠くに行く準備が始まるのでしょうね。

何年も、「兵役に行くのか?行かないのか?行くならいつ?とにかく今は法を変えて延長しよう」などと、ソクジンさんの人生にはいつも付き纏っていた、ソクジンさんの力だけではどうにもならない重たい荷物がやっと地面に降ろされるのだと思うと、ほんの少しだけ安心しています。

酷い言葉たちを見聞きしながら、それでも涙の公演にはしたくないのだと、ファンの為に、そして多分ソクジンさんが大切にしている弟たちのために、いつも一番前で両腕を広げて、そこにいてくれてありがとう。いつもごめんね。

きっと、ソクジンさんの事だから、自分が行った後の弟たちのことや、ファンのこともたくさん心配してくれてるのだろうなと思うけれど、私は、そんな心配を抱えたまま、大変なところに行くのを見守れる素直なオタクではないので、その荷物を置いて行ってくださいと言いながら見送ります。

絶対に涙のお見送りなんてしないし、「あれ、僕がいなくても大丈夫なの?」なんて心配をソクジンさんがしてしまうくらい、元気に生活します。少しの間離れるくらい、どうってことないくらい、ソクジンさんを愛しているので。

The Astronautでたくさんの愛をくれたけれど、あんなのじゃ天秤は平行にならないくらい、私の愛は重いし、変な心配してないで、どうか心身ともに元気に健康に行って、帰ってきてください。

帰ってきたその日だけは、ソクジンさんに纏わりついて大泣きしても許してください。揶揄わずに、笑顔で泣き止むのを待ってて下さいね。

いつか、あの時はこんな風に大変で、でもこんな良い事もあって、とお話ししてくれたら嬉しいです。

少しの間、私のいる星から遠く離れた星へ行ってしまう大好きな大好きな、私のお月様のソクジンさん、お元気で。

私は大丈夫です。でもやっぱりちょっと寂しいです。いってらっしゃい。

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